若杉窯

若杉窯 (1811〜1875) 能美

若杉窯は、春日山窯が開窯した4年後の文化八(1811)年に開窯した。 若杉の瓦屋の大庄屋であった林八兵衛が、春日山窯にいた青木木米の門弟、 本多貞吉らを招いて築いた再興九谷を代表する窯である。
開窯から5年後の文化十三(1816)年に、金沢藩郡奉行下の官窯「若杉製陶所」となり、 産業育成の藩を上げての事業となった。

天保七(1836)年に、工場焼失にともない同地区の八幡に場所が移る。 八幡での二代目の窯は共同大窯であり、松原新助、若藤源治郎、川尻嘉平、高木宗七、宮本久四郎、 宮本礒右衛門らによる登り窯で、明治の中頃まで続いた。

若杉窯の工人には、三田勇次郎(赤絵勇次郎)、藪六右衛門、斉田伊三郎、粟生屋源右衛門、松屋菊三郎、 九谷庄三、山元太吉、若杉弥右衛門、北市屋平吉など蒼々たる顔ぶれが見られる。

作風も多岐に渡り、古染付、芙蓉手、赤呉須、古九谷風、伊万里風などであり、焼き上がりも貫入の入る物から、 固く焼き締まった白磁まで色々あり、現在の九谷焼の基礎を造った窯である。

若杉窯の作品

色絵唐獅子牡丹図平鉢
色絵唐獅子牡丹図平鉢
口径53.7cm 高さ10.0cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
色絵牡丹唐獅子図大鉢
色絵牡丹唐獅子図大鉢
口径50.6cm 高さ14.2cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
呉須赤絵花鳥文皿
呉須赤絵花鳥文皿
口径29.8cm 高さ6.1cm
若杉窯 江戸 19世紀
小松市立博物館所蔵
色絵松竹梅図壷
色絵松竹梅図壷
高さ39.0cm
若杉窯 江戸 19世紀
金沢美術工芸大学所蔵
呉須赤絵草花図徳利
呉須赤絵草花図徳利
高さ19.5cm
若杉窯 江戸 19世紀
寺井町九谷焼資料館所蔵
染付桐鳳凰図皿
染付桐鳳凰図皿
口径25.8cm 高さ4.2cm
若杉窯 江戸 19世紀
小松市立博物館所蔵
染付花鳥図芙蓉手平鉢
染付花鳥図芙蓉手平鉢
口径49.8cm 高さ9.0cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
染付蘇鉄文蓋付大鉢
染付蘇鉄文蓋付大鉢
口径33.2cm 高さ27.3cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
染付獅子噛文鉢
染付獅子噛文鉢
口径26.5cm 高さ17.5cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
染付鳳凰文大香炉
染付鳳凰文大香炉
口径22.2cm 高さ21.9cm
若杉窯 江戸 19世紀
小松市立博物館所蔵
染付草花図小鉢
染付草花図小鉢 口径10.7cm
若杉窯 江戸 19世紀
寺井町九谷焼資料館所蔵
染付「金廣膳」徳利
染付「金廣膳」徳利
高さ36.2cm
若杉窯 江戸 19世紀
小松市立博物館所蔵
染付山水徳利
染付山水徳利
口径2.5cm 高さ22.0cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立工業高等学校所蔵
染付山水草花文水柱
染付山水草花文水柱
口径4.5cm 高さ16.5cm
若杉窯 江戸 19世紀
石川県立美術館所蔵
染付山水文徳利
染付山水文徳利
高さ33.0cm
若杉窯 江戸 19世紀
小松市立博物館所蔵
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