小野窯

小野窯 (1819〜1872) 能美

若杉窯開窯から8年後の文政(1819)二年、本多貞吉の他界により、若杉窯の本多貞吉の門弟であった藪六右衛門が、 故郷小松の小野村に開いたのが小野窯である。

素地は、強く焼き締まっていたが、肌に気孔が多く貫入があり良品とは言えなかったが、 天保元(1830)年に六右衛門が鍋谷に陶土を発見してからは、品質が向上した。
上絵は、きわめて精巧な赤絵細描で、優品が多く「姫九谷」と呼ばれている。 現在、小松、能美で造られる錦手九谷焼の源流が、この小野窯である。

天保十二年、藩命により窯の経営が塚野善太夫に移り、「小野山陶器所」となる。 塚野善太夫は、加賀、金沢を中心とした商人であり、窯の経営にあたってから著しく功績を築いた。

工人には、粟生屋源右衛門、斉田伊三郎、松屋菊三郎、板屋甚三郎、鍋屋栄吉、九谷庄三、打越の与兵衛、 八幡の儀兵衛、粟生の忠助などがいる。

小野窯の作品

色絵楼閣山水図蓋物
色絵楼閣山水図蓋物
口径24.1cm 高さ12.4cm
小野窯
石川県立美術館所蔵
色絵菊図大徳利
色絵菊図大徳利
高さ25.0cm
小野窯
小松市立博物館所蔵
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