佐野窯

佐野窯 (1858〜1870) 能美

佐野窯は、安政五(1858)年に小松の佐野村に斉田道開(伊三郎)が開いた窯である。

斉田道開は、若杉窯で本多貞吉に製陶、赤絵勇次郎に赤絵を学び、山代で南京写し染付、京都清水で水越与三平に製陶着画、 伊万里、丹波、美濃、尾張で次々に技法を学んだ。天保元(1830)年に帰郷し、若杉窯に戻り尽力した。
その後、小野山製陶所などを手伝いながら佐野与四兵衛山で磁石を発見し、安政五(1858)年に中川源左衛門、 三川庄助、深田源六らと素地生産の佐野窯を築いた。

上絵は二度焼きの金彩赤絵で、金に冴えが良く佐野窯独特の発色である。
工人には、二代伊三郎、斉田忠蔵、多賀太三右衛門、亀田平次郎、今川間右衛門、冨田三郎平、西本源平、橋田与三郎、 三川徳平、道本七郎右衛門、田辺徳右衛門、米田宗左衛門、麻右衛門と多彩であった。

道開他界後、偉業をたたえ狭野神社弁天山に祖霊社として祀られ、その後「九谷陶祖神社」となり、例祭に合わせた催しが、 現在の「九谷茶碗祭り」となっている。

佐野窯の作品

赤絵割模様五羅漢図平鉢
赤絵割模様五羅漢図平鉢
口径39.0cm
斉田道開
赤絵龍鳳凰百老図深鉢
赤絵龍鳳凰百老図深鉢
口径23.0cm
斉田道開
赤絵龍図徳利
赤絵龍図徳利
胴径8.5cm 高さ20.0cm
斉田道開 佐野窯
寺井町九谷焼資料館所蔵
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